去年は新緑の6月初めでした。
大台ヶ原へ登る尾根は
しゃくなげで
ピンクに染まっていました。
2012年の一部開通から
毎年通い続ける大杉谷。
6年間で村ぶろにアップした
大杉谷の記事は
村ぶろの閉鎖ですべて消えました。。。
ということで
こちらに引っ越して
初めての大杉谷になります。
またおつきあいください。
平成30年10月7日(日曜)
大杉谷登山口
予定より1時間半遅れで
11時45分の出発。
登山バスより15分ほど早いだけ。。
登山口ゲートを入って
すぐ大日嵓の鎖場が始まります。
登山道が濡れていて
出だし3分から足元集中。(笑
大雨の後で
途中どの小さな沢筋からも
水が出ています。
桃の木山の家までは
奥へ奥へと進む大杉谷登山。
行く手が見えないので
初めて来ると不安になりますね。
日浦杉吊橋は高所に架かり
進む渓谷が展望でき撮影ポイントです。
9月の台風で倒木や土砂崩れがあり
登山道が荒れていますと
聞いていましたが
登山センターのスタッフの方々によって
通過できるように整備されていました。
9月の登山道整備ボランティアに
参加予定でしたが悪天で延期になりました。
台風後の登山道整備は
自己確保がいるような険しい登山道では
素人の私たちはお役にたてません。
岩場の鎖場は慎重に通過しますが
平坦に見えるこんな場所で
意外と事故が起きています。
鎖を持たずに躓いたりして
谷側に転がるとアウト。
滑落ではなく転落です。。
2時間近く歩くと
大杉谷で一番落差のある千尋滝が
現れます。
落差160m。
大雨の後で迫力の水量です。
千尋滝前休憩所でお昼休憩にします。
バスで入山してきた方達が
次々と到着されました。
いつもはない場所に滝!!
左側は崖なので右寄りで渡渉。
滝に打たれて
びしょ濡れになりますが
みなさん歓声を上げています。(笑
こんな登山道そうないですよね。
無事通過して振り返ると
虹!!
地図を見ると
高低差があまりないようにみえますが
次々とアップダウンがあって
意外と消耗します。
猪ヶ淵へ下る難所。
登山道整備ボランティアで
ここの滑る一枚岩に
足がかりを付けました。
きょうのような雨後には
スリップ防止になっています。
くぐり岩。
ドボドボ。(笑
びしょ濡れ。
背中まで濡れました。
猪ヶ淵ではいつも
岩の上でピースをするのですが
増水で断念。
あした帰りにしよう。。。
桃の木小屋の話では
先週増水した猪ヶ淵でロープを張って
登山者を渡渉させたそう。
通常増水した場合
猪ヶ淵の上のゲートから下へは
降りることはできないです。
猪ヶ淵で初めて渡渉しましたー。
鎖の付いた急な階段状の岩を登ると
頭上に滝!!
いつもはすだれのような滝が
迫力の滝に変わっていました。。。
そして
ニコニコ滝。
すごい。。。
猪ヶ淵で奥に見えるのがこの滝です。
猪ヶ淵から30分あまりで
平等嵓吊橋へ到着。
人工物ですがこれも大杉谷の景色
大好きな景色のひとつです。
平等嵓吊橋を渡ってからは
クサリから解放されますが
ガレ場を赤ペンキを追って登る
気が抜けない道が続きます。
湯谷峠通行止めで
登山口到着が大幅に遅れたこと
気温が高く蒸し暑かったこと
そのうえ大雨の後の登山道が
いつもの様子と違っていて
足元集中で消耗したのか
小屋まであと15分をきって
だんなの足が攣る。
きょうは梅干しを
持ってこなかったな。。。
午後4時前小屋前の吊橋を渡る。
何度来てもほっとする瞬間。
桃の木山の家到着。
通いに通って10回目。(笑
受付カウンターの中の若い女性は
最初に私たちを追い抜いて行った人
きょうから働く新人さんでした。
岩場歩きの足運びに慣れた方という印象。
訊くと剱の小屋にいたそう。
なっとく。
すぐにお風呂を案内される。
桧の浴槽が新しくなっていました。
女性と男性交代で入ります。
シャンプー石鹸は使えませんが
汗を流すと気持ち良い。
泊まりの人数が少ないので
(私たちを入れて15人ほど)
カツカレーではなく
エビフライとヒレカツ定食。
ひさしぶりでした。
土曜日は通行止めで入山できず
70人あまりがキャンセル。
泊まりは通行止めになる前に
登山口まで入っていた
二人だけだったそうです。
足元集中で気が抜けない岩道なので
小屋に着くとほっとします。
そして桃の木山の小屋のご主人も
小屋のベテランスタッフも
みなさんとても感じ良い。
小屋の魅力も
何度も通いたくなる理由のひとつです。
きょうはここまで
今回は大台ヶ原へ抜けず
七つ釜滝へ行って
折り返します。