ガイド本を読み返すと青葉山は山陰地方の植物の宝庫で、400余種の花の山なんだそう。以前登ったのは初夏で花を見なかったと思う。ただ当時は岩峰を好んで登っていたので花が咲いていたとしても興味を持たなかったのかもしれない。
青葉山ハーバルビレッジ(旧青少年旅行村)の登山者用Pへ車を一台停め、もう一台で松尾寺へ移動。西国三十三ヵ所二十九番札所の松尾寺境内から午前9時50分スタートです。
山容からして急な登りだろうと見当がつきます。木の根の絡む道をロープに助けられたりしながら標高を稼いでいきます。
立派な鉄梯子もあります。きょうは探し物登山。見落とさないように足元や斜面をキョロキョロしながら歩きます。葉はあるのに花がないねーって言いながら行くと
ありましたー!ミスミソウ。別名雪割草。やっぱり可愛いですねー。
イカリソウも見っけ。^^
ヤマルリソウ。名前はびすはんに教えてもらう。
タチツボスミレはありふれているのでスルーしていたのですが、どれも色むらのない綺麗なスミレなので一枚撮影。撮ってて正解。近年サンインタチツボスミレ(山陰型タチツボスミレ)と呼ばれ区別されているようです。
青葉山の楽しみはお花だけではないのです。西峰692mへ登り着くと展望抜群。
西峰には松尾寺の奥の院と避難小屋があります。社の裏側の大岩を梯子とロープを辿って登ると眼下には絶景!内浦湾が綺麗に見えました。
絶景からの下りは慎重に。ロープを頼りに鉄梯子へ乗り移ります。
昼食休憩は東峰ですることにして、吊尾根へ縦走スタート。行場だけに険しい。連続する梯子、ロープ、大岩をロープ伝いに高所トラバースなど気が抜けない岩場が続く。ちょうどこの岩場で反対側から縦走してきた方達10人ぐらいと擦れ違い。足場の悪い場所で待ってくれているので速やかに通過します。写真撮る余裕なし。高所トラバースは三点確保じゃなく四点確保で手が離せなかった。(笑
ミスミソウは 吊尾根でも咲いていました!
エンレイソウが咲いていますよってすれ違った方に教えてもらう。佐渡島で初めて見たときあまりの大きさに不気味だと思ったエンレイソウ。(笑 ここのエンレイソウは可愛いサイズでした。^^
青葉山東峰693mでお昼ごはん。青葉神社があります。木々が繁っていますが突端の岩からは左手眼下には高浜海岸と右手に西峰が展望できました。
下り途中の展望台からは高浜海岸が一望できます。すばらしい。黄砂で遠くが霞んで見えない。東屋の方位盤で方角を確認すると霞んでいなければ間違いなく福井方面の白い山々とその先に白山が見えるはずですね。
高野集落と中山寺の分岐は中山寺方面へ。午後1時50分無事青葉山ハーバルビレッジへ下山しました。今回は車二台なので歩いて松尾寺へ戻る必要がなく(歩くと40分はかかる)助かりました。花と岩と展望。それに松尾寺。若狭富士と呼ぶにふさわしい名山でした。