大屋コースの出だしは滝を望む渓谷沿い、そして杉の植林帯を登り、「天邪鬼の力水」からは木を掴んだりの急登になります。頂上直下は「龍の背」の岩場や大岩の鎖場ありで、変化に富むコースです。頂上までの距離は短いです。でも、標高差は700m。つまり、かなりの急登です。午前8時35分出発。頑張りましょう。
水害で大屋コースが通行止めの期間があり、しばらく笠形神社コースから登っていました。大屋コースは登山口まで車で入れ、すぐスタートできるので二人で登る時はほとんど大屋コースです。きょうは、キヨちゃんミズさん私たちの4人で登ります。
勝負滝、炭焼窯跡、熊の寝床?など説明板を読みながら進みます。左へ右へと何度か渡渉をします。7月に大屋コースをお誘いした時は夜中の大雨で渡渉が難しいと判断して当日の朝に笠形神社コースへ変更しました。龍ヶ滝はちょうど良い休憩ポイントですが夏場はマムシに気を付けましょう。
龍ヶ滝の上部でいったん林道へ出ます。一度この林道を紅葉見物でドライブしたことがあるのですが、どこが入口でどこへ出るのか全く覚えていません。。。
林道からは杉の植林帯を登ります。大屋地区が管理している植林です。立派に育っていますが集落での管理は大変でしょうね。なかなかの急登りで、突き当りが水場の「天邪鬼の力水」です。晴天続きで涸れ沢かと思っていたら、ちゃんと水が出ていました。夏場はとてもありがたい水場です。
水場から右手へ折れ、さらに急登りになります。木の根を掴んで体を持ち上げる。ヨイショと掛け声が出ますね。笑 見上げると紅葉が始まっていました。^^ 稜線まで急登りは続きます。稜線に出ると千ヶ峰からの縦走路と合流。頂上までもう一息です。
行く手に笠形山の頂上が見えています。おだやかな稜線歩きかと思いきや、龍の背の岩場から急登りとなり、かなか気が抜けません。
大岩の割れ目に鎖が下がっています。ザックが大きいと挟まれそう。登りきると右手に岩場のテラスがあって絶景です。狭いテラスで切れ落ちています。お互いのザックがぶつかってバランスを崩さないようにしましょ。
岩場を過ぎても、最後まで急登りです。
午前10時20分笠形山939m着。登る時は快晴だったのに曇り空です。でもきょうは明石海峡大橋もはっきり見えていました。先着の男性が下りてしまい、しばらくは4人だけでした。穏やかで良い時間でしたね。
フリースを着込んでちょうど良いぐらいです。そろそろフリースの帽子や手袋も要りますね。頂上でラーメンが美味しい季節です。次の笠形山はスノーハイクで来たい。
急斜面が続くので慎重に下る。キヨちゃんは頂上でストック替わりの木の枝を見つけていました。急な下りでストックを支点にして転がり落ちたことがあるので、それ以来ストックを使っていない。登りでは気付かなかったミヤマママコナやユキノシタ、アキノキリンソウで立ち止まる。
大屋コースを初めて登ったのは花好きなセンパイの案内でクリンソウを見に来た時です。もう20年近く前になるでしょうか。龍ヶ滝のすぐ上にクリンソウの群生地があったのですが、水害で流されてしまったのか株は見当たりませんでした。12時15分車に戻る。早い下山でした。皆さんお疲れ様でした。
登山口にトイレはありますが、女子にはムリかも。林道手前のネイチャーパークかさがたにトイレがあります。