今回は松尾山を先に登って白髪岳へ登る逆周回で登ります。松尾山への登りも急ですがなんといっても鞍部から白髪岳へ登る急斜面はなかなかです。わいはん達に行き先を鈴鹿の山から丹波の山へ変更をお願いしました。W杯ラグビー日本戦を観たいだんなが遠出をしたくなかったようで、すみません。

午前9時30分スタート。三草山の鹿野コースでバテバテだっただんな。きょうの登りは大丈夫だろうか?

林道を終点まで歩いて沢沿いの登山道へ。少し登ると不動の滝ですが、水はほとんどないですね。

植林帯を急登りして一息ついたところで下ってきた単独男性と犬に遇う。男性の飼い犬かと思ったら白髪岳のガイド犬なんだそう。住山の集落で飼われているとおっしゃっていました。人慣れしていますね。うちの犬の臭いがするのかだんなのパンツに纏わりついていました。

沢沿いを登り高仙寺本堂跡を過ぎて、卵塔墓地から上はまた急登り。千年杉からもうひと登りで松尾山の平坦な山頂687mへ着く。展望なし。松尾山は南北朝期に大塔宮護良親王(おおとうのみやもりながしんのう)の鎌倉幕府追討に従った酒井氏の山城。護良親王?どこかの山で知った名。山の記録を探すと、果無山脈の安堵山でした。ここまで登ればもう大丈夫だろうと安堵したことから由来する山名。破れて十津川へ果無山脈を逃走した時に酒井氏も一緒だったのだろうか。

松尾山からは文保寺へ下る道もあるので間違わないよう確認必要。鞍部まで急下って、樹林の中を歩き、いよいよ核心。岩混じりの急登り。ここを登りで使うのは初めてです。まぁ下るほうが楽ですから。途中下って来るグループの方々が待ってくれますが、お願い道譲らないで先に下って!(笑

正午過ぎ白髪岳へ到着。頂上721mは展望抜群です。ちょうど反対側から10人ほどのグループが登って来て大賑わいになりました。こんなに人気がある山だったけ?端っこでお昼ご飯にします。

ロープがついた岩の下りが二か所。後ろ向きで下りようとして左側にルートがあり逃れる。登りではなんとも思わない岩も下りとなると戸惑う。松尾山が望める稜線が終わるとほぼ階段下り。急下りで砂利や岩屑がのっていてとても滑りやすい。だんなが派手に滑って脛を擦り剥いた。今回はパンツが破れなくって良かったね。

住山へ下る林道の両側は栗畑。丹波大栗ですね。午後2時無事駐車場へ戻りました。ではお楽しみの黒枝豆狩りへ参りましょう。

きょうわいはんに教えてもらったアケボノソウ。和名の由来は花びらにある斑点を夜明けの星座に見立てたものだそうです。