網引湿原 加西市

今朝の地方紙でまた加西市の網引(あびき)湿原が紹介されていました。車で30分ほどの場所なのに一度も行ったことがありません。。。行ってみましょ。

網引湿原

ゲートから山道をしばらく歩いて湿原の入口へ。靴底を洗ってから入ります。

網引湿原

カキランはちょうど盛りで、きょう一番多く見た花です。

網引湿原

ササユリもあちこちで咲いていますが、ほぼ終わりに近いようです。ノショウブやトキソウもそろそろ終わりのようです。それにしてもササユリは岡山県の泉ヶ山で見て以来の数でした。

網引湿原

湿原は三ヶ所あって広いですね。人が少なくゆっくり歩いて観察できました。トウカイコモウセンゴケがわからなかったです。。。新聞の記事では、触るとねばねばした納豆のような葉と観察会に参加した小学生が感想を述べていました。

網引湿原

ハッチョウトンボ!! やっと出合えた。^^ 日本で一番小さいトンボ。赤いのは雄なんだそう。滋賀県の笹間ヶ岳に登った時に教えてもらったトンボですが、こんな近くにいたんですか。。。3cmほどで、最初は気が付きませんでした。

入口の案内板で湿地の三種の神器とされていた希少な生物、ヒメヒカゲ(蝶)、ヒメタイコウチ(昆虫)、ハッチョウトンボ(蜻蛉)。ヒメヒカゲも飛んでいたような気がします。。。茶系で羽に丸い模様のある地味な蝶、蛾だと思いました。三種の神器の生物は、初夏の今がシーズンです。それにしてもこんな希少種が観察できる湿原に一度も来たことがなかったなんて、不覚です。

武庫川渓谷廃線跡ハイク 自然観察会

6月12日は、先週に続いてわいはん達と自然観察会です。福知山線沿いということで、三田市の藍本駅に車を停め電車で来ました。武田尾駅で合流。9時30分出発。

武庫川渓谷廃線跡ハイク

廃線跡へ行く前に寄り道。ルートは、わいはん達におまかせです。お宝探しのような植物観察会ですね。びすはんが指してくれた希少な植物は草や苔に紛れて、どれ? えっ、これ? 知らなければ雑草です。知識が浅い私たちに、こんなプライベートガイド付きの自然観察会なんてもったいない。

武庫川渓谷廃線跡ハイク

真っすぐに咲くのが普通なのに、U字に咲くシロイトソウ。いったんよじれても、健気に上を向くんですね。いっぱい写っているのはシロイトソウの葉っぱではないです。びすはんに教えてもらいました。花と葉っぱのセットで覚えるのが基本なんですね。

武庫川渓谷廃線跡ハイク

右岸の廃線跡へ入り、桜の園へ。水上勉の小説「櫻守」のモデルとなった桜博士笹部新太郎のゆかりの地です。4年前のちょうど今頃大峰山へ登りましたが、周回路は歩いていません。関西周辺の山250のひとつを、ただピークを踏むためにだけ登りました。自然を楽しむ山歩きをしないで、いままで様々なものを見逃してるわ。。。

武庫川渓谷廃線跡ハイク

草刈りされた細い登り道でマムシ2匹に遭遇。。。マムシは一匹いると、もう一匹いるのです。三草山でマムシに咬まれ、救助を要請した話を聞いています。運悪く転んだ場所にマムシがいた、あり得ることだと思いました。こわっ。 桜の園は「桜守の会」のボランティアの方々が整備をしています。大杉谷の登山道整備に参加しているので、大変さがわかります。倒木処理や草刈りなどご苦労様です。

武庫川渓谷廃線跡ハイク

大峰山への分岐にある東屋で昼食。みんな大峰山へは登ったことがあるので、きょうはピークを踏みません。コースには、自然観察会のシニアの集団がいました。こちらはプロガイド付きですね。後ろで聞いていたいわ。^^ 

武庫川渓谷廃線跡ハイク

ゆっくり見て回った後、廃線跡に戻りました。子供達の集団が休憩中で賑やか。急峻な武庫川渓谷にあった福知山線は複線化が困難なため、対岸にトンネルを抜き新しい福知山線が完成して1986年に廃線となりました。2016年11月にハイキング道として一般開放されましたが、山歩きをする人達はそれ以前から歩いていました。

武庫川渓谷廃線跡ハイク

ハイキング道には6つのトンネルと3つの架橋があります。トンネル内は照明がないので真っ暗。ヘッドランプか懐中電灯が要ります。わいはんは、家を出る時ヘッドランプを入れ忘れ取りに戻ったそう。4年前に歩いた時には、銀河鉄道999のメーテルのコスプレをした人達がトンネル前で撮影会をしていました。

武庫川渓谷廃線跡ハイク

今年は梅雨入りが遅れています。爽やかですね。上流の武田尾へ向かう人達が多いのは、西宮市のコース案内が、生瀬駅または名塩駅をスタートして武田尾ゴールだからでしょう。ゴールにカフェやジビエ料理店があり、近くに武田尾温泉もあります。前方に高速の高架が見えてくると廃線跡ハイクは終わりです。きょうは名塩駅から電車で帰ります。午後2時30分名塩駅ゴール。お疲れ様でした。

先週の丹生山系もそうでしたが、武庫川渓谷廃線跡ハイクも上書きしました。ピークを踏むだけでは見えないものがあると、今更ながら反省しています。

丹生山系 自然観察会

わいはんびすはんから丹生山系の急なお誘いです。5月末に丹生山系の西の端まで繋げて、もう丹生山系を歩くことは当分ないと思っていました。コースを知らせてもらうと、寄ったことのない池へ向かうようです。行きます!

丹生山系 自然観察

神鉄大池駅で集合。途中まで太陽と緑の道を歩くようです。わいはんのザックが新しい。ウエアとのコーディネートもバッチり。^^ 山紫陽花の時期ですね。

注)大池からスタートして天下辻から黒甲越の「太陽と緑の道15番」は現在閉鎖中で、神戸市HPから地図をダウンロードできません。

丹生山系 自然観察

天下辻で左へ折れ縦走路を歩きます。凹みの水たまりは、モトクロスバイクの侵入によるものです。。。この荒れた縦走路は、丹生山系の山記事によく出てきますね。

丹生山系 自然観察

センパイ達から誘われて、丹生山から唐櫃台まで縦走しましたがこの辺りは疲れていたのか全然記憶にありません。。。わいはんびすはん達から、山野草のレクチャーを受けながら歩いたので今回は忘れません。花の名前は忘れても。(笑)

丹生山系 自然観察

縦走路から車道へ出てしばらくで鰻ノ手池です。濁っています。先週と違って、きょうは爽やかな山日和です。わいはん達何か気になるのかな。

丹生山系 自然観察

車道から柏尾谷池へ下ります。ここで昼食です。きょうは水辺へ寄るので、虫除けスプレーと虫除けネット、それにオニヤンマ君も連れてきました。でも虫がいません。^^ 風が心地良い。この池はジュンサイが自生しているんだそう。わいはんびすはんに水辺の植物を色々教えてもらいながら、ジュンサイのお吸い物を想う。いつ食べたっけ。

丹生山系 自然観察

さっきまで咲いていなかった睡蓮が、お昼ご飯が終わったら開花してる!! 池や沼に自生するスイレンを「ヒツジグサ」と呼ぶのだと初めて知りました。未の刻、午後2時の前後2時間に開花するので、ヒツジグサですか。それと日本に生息するアザミが150種以上あって、日本固有種が80種ほどあることも初めて知りました。丹波山系に咲くタンバアザミ、大峰山系や大台山系のオオミネアザミ、鳥海山の高山帯のチョウカイアザミなど、山の名前が付いたアザミが多いのですか。

丹生山系 自然観察

長らく山へ行っているけれど、植物についての知識はユキノシタを見て、ダイモンジソウと言うほど浅い。(笑)センパイの誘いで何度も登った大山のお花畑は覚えているけれど、大山固有種の花の名前はすっかり忘れている。花の名山の野坂岳には冬しか登ったことがない。青葉山もわいはん達と初めて花の時期に登って、こんな良い山だったんだって記憶の上書きをしましたっけ。丹生山系も、今回の自然観察会で5月末のシビレ山の記憶を修正上書きをしました。丹生山系良かったです。^^

丹生山からシビレ山 

丹生山系西側の縦走路、丹生山、朝日山、シビレ山の三つの山を登って衝原(つくはら)湖へ下山しました。午前10時過ぎスタートです。

丹生山からシビレ山

車は今回も有料駐車場(500円)へ停めました。車のナンバーを記入して500円を料金箱へ入れます。きょうは駐車場の持ち主がいました。丹生山への登山口は橋を渡って右手のサイクリングターミナルのトイレ棟の裏です。わかりづらいです。

丹生山からシビレ山

義経道を登ります。源義経が三草山の合戦で平家に勝利して、鵯越に向かう時に通った道だそう。偶然ですが、先週は三草山でした。きょうは明石へ出る用事があって、このエリアで登っていない山を探して、シビレ山が見つかりました。名前がおもしろいので行ってみようと単純な理由です。

丹生山からシビレ山

義経道の出だしは、暗くて笹が茂りジメッとした感じです。登るにつれ木々の隙間から展望のある明るい山道になります。途中に昔頂上付近にあった明要寺の僧達の墓があります。尾根へ出て表参道と合流、広い道となって丹生山へ向かいます。

丹生山からシビレ山

丹生山には丹生神社と丹生山城跡、寺院跡があります。平清盛が神戸福原にいた時は毎月丹生神社へお参りしていたそう。丹生山系の最高峰は稚児墓山ですが、歴史的には丹生山が重要なんですね。

丹生山からシビレ山

午前11時丹生山515m頂上へ到着。境内の左手に南側の展望場所があります。伐採されて、展望が良くなっていました。特に思い入れがある山でもないのですが、3度目です。3年前はりゅうも一緒でした。心臓が悪く老犬でもう一緒に山へ登ることができなくなりました。

丹生山からシビレ山

帝釈山分岐を左手へ、巻道を行きます。三木の不動滝からの分岐を過ぎ、すぐ左手へ入る。ロープのある急坂を登りしばらく進み、縦走路から少し外れた朝日山512mの頂上を踏みます。狭いピークで展望も良くない。踏み跡をそのまま進んでしまい、引き返す。頂上から左手へ下ると縦走路へ復帰します。

丹生山からシビレ山
丹生山からシビレ山

ちょうど12時に目的のシビレ山465mへ到着。女性ふたりが食事中でした。私達も少し奥でお昼ごはんにします。展望がなく、特徴もないのでプレートがないと通過しそうなピークです。石のかわいいイラストだけきっと覚えています。^^

丹生山からシビレ山

シビレ山の頂上からそのまま下って、鉄塔の下へ出ました。実はきょう歩く予定だった「太陽と緑の道」23番コースは、シビレ山からもとの道へ引き返して縦走するコースです。この時点で道を誤ったことに気が付いていません。。。

丹生山からシビレ山

眺めのよい場所へ出ました。展望の良いザレた明るい道を下って行きます。「太陽と緑の道」の道標がないねと話しながら、でも道がはっきりしてるし、きょうは地図アプリ使ってるし大丈夫だと確認を怠る。。。

丹生山からシビレ山

展望の良い道から、急下って嫌な感じの暗い道へ。テープはあるし、低山あるあるなのでそのまま進む。ジメジメした沢を右へ左へ渡って、最後は登り返しとなる。四辻の分岐に出ました。じっくり地図を見る。シビレ山から下ってきた道が間違っていた!この分岐で「太陽と緑の道」へ復帰しました。。。

丹生山からシビレ山

縦走路には、「太陽と緑の道」道標が何度もありました。展望の良い道ですが、同じ景色で意外と長い下りで変化がなく飽きてきます。

丹生山からシビレ山

万願寺分岐を過ぎて西神自動車道の丹生山トンネル上に最後の小ピークがあり、そこから沢へ下ります。雨の後は滑りやすそうな道です。茂っていてうっとおしく、早く抜けたいので急ぎ足になります。

丹生山からシビレ山

前方が明るくなって、午後2時前に衝原湖畔へ下山しました。ここからは舗装路歩きです。

丹生山からシビレ山

衝原湖畔のサイクリングロードを40分ほど歩いて駐車場へ戻ります。衝原湖から登るルートが何本かありますが、取り付きがよくわからなかったです。

丹生山からシビレ山

BE KOBE!メディアで衝原湖畔のサイクリングロードにもあると紹介されていました。きょう歩かなかったら、見ることがなかったです。ちょっとしたご褒美でした。^^ 午後2時40分駐車場へ戻りました。

三草山 

5月21日の三草山です。1月初めに登って以来なので、久しぶりの三草山でした。

三草山

昭和池を半周して、鹿野コースの鳥居までショートカットで登ります。これまで目印だけだった取り付きに手書きの案内板がありました。

三草山

ハイカーが増えたおかげで、天狗岩へ寄り道もわかりやすくなっていました。

三草山

天狗岩から登山道へ戻る途中の四等三角点。周りが刈り払いされてすぐわかるようになっていました。

三草山

頂上には5月と6月のスタンプが一緒に置かれていました。きょうは珍しく駐車場が空いていました。農繁期に入ったので地元の人が少ないのかな。頂上は私達を入れて4人だけでした。

三草山

初めて三草山に来た女子2人の話が気になり、山の恰好ではなかったので出発する二人にどのルートを下りますかって尋ねてしまう。左のルートへ下りると三草の駐車場からすごく離れた場所へ下りてしまうので、右の古道ルートを下りてくださいねって伝える。

三草山

三草コースで下ります。午後2時過ぎ駐車場へ戻りました。頂上にいた女子ふたりが車から手を振ってくれました。^^ 古道コース入口まで案内したら良かったかなって気になっていたので安心しました。また三草山へ来てくださいね。

一昨日の28日土曜は、神戸北部のシビレ山でした。丹生山系は縦走が済んだと思っていたら、西の端のシビレ山が残っていました。。。

天雲山から小谷城山へ

GW最後の8日は、わいはん達のお誘いで加西市の低山を歩きました。小谷城山はりゅうの散歩で登ったことがあるのですが、縦走するルートがあるとは知らなかったです。天雲山は初めて聞く山名でした。

天雲山から小谷城山へ

わいはん達の車を小谷公民館へデポして、うちの車で大内町の五社神社へ移動しました。車は五社神社手前のお堂の空地へ停めさせていただきました。(お堂にいたご年配の方に承諾を得ました。)午前10時出発。

天雲山から小谷城山へ

天雲山へ向かって出だしは意外に急な登りです。落葉が堆積しているので下りだと滑りそうですね。登り着いた稜線には、携帯の基地局でしょうか人工物がありました。

天雲山から小谷城山へ

天雲山にはベンチがあって南側の展望がすこぶる良いです。六甲山の右手にぼんやり見えているのは淡路島ですね。^^ 頂上標はありません。

天雲山から小谷城山へ

大内山が近づくと北部の展望が開け明るい。笠形山が展望できます。金勝アルプスで見た緑色に光る綺麗な昆虫を見つける。^^ 

天雲山から小谷城山へ

大内山301mに到着。ここにも頂上票はありません。ざれた斜面を下って雑木林の尾根道をしばらく歩きます。前方が藪っぽくなった辺りで、右後方にピンクテープがあり林道へ下りる道がありました。ゲートを開けて林道へ出ます。

天雲山から小谷城山へ

小谷町方面へ林道をしばらく歩くと、幟と看板があるゲートがあります。ここから小谷城山への登山道へ入ります。

天雲山から小谷城山へ

小谷城山へはゆるやかな登りです。お昼を過ぎて小谷城山218mへ到着。東屋でゆっくり積もる話をしながらお昼ご飯です。年末に西脇市の三角点山に登って以来、年明けすぐにコロナ第6波で出会えずでしたね。全員ワクチン3回目接種が済んでやっと一緒できました。

天雲山から小谷城山へ

加西市の中心街が一望できます。向こうに見える山は加西アルプスの善防山と笠松山です。きょうも賑わっているでしょうね。こちらは小谷城山の手前で親子に出会っただけです。わいはん達はGW前半は西播磨の山、後半は岐阜の山だったそう。どの山でも珍しい花に出合ったんですね。私達は今年のGWは法事や来客で山へ登らず過ぎました。

天雲山から小谷城山へ

前に登った時にはなかった堰堤が、陽松禅寺の裏手に建設されていました。午後2時前に小谷公民館Pへ帰着。きょうは花を探しながら倍の時間をかけて行動。わいはんびすはん達は山へ登るモチベーションは花と言う。私達が山へ登るモチベーションは下山後のお楽しみが大きい。道の駅や人気のパン屋さんへ寄ったり、野菜の直販所を覗いたり、かつめしをテイクアウトしたり、黒豆枝豆狩りを楽しんだり、山より団子。(笑)

西光寺山へ縦走 やしろ鴨川の郷から

やしろ鴨川の郷から加東神山へ登って西光寺山へ縦走、車をデポした西脇市の中畑林間ファミリー園へ下山しました。名も無き山を入れると6つのピークを踏む低山縦走です。しっかり歩きます。午前9時40分スタート。

加東神山から西光寺山へ

宿泊施設「やしろ鴨川の郷」からスタートします。水汲み場「鴨川の名水」の前を通って山道へ入って行きます。道路から見えていた展望台へは階段を登ります。

加東神山から西光寺山へ

暑い。気温が上がる予報なので、長袖を脱ぎ半袖になります。次に展望があるのは最後の西光寺山です。この展望台から西光寺山まで2時間半あまり、さてどんな道なのか。頑張りましょう。

加東神山から西光寺山

うっとおしい蜘蛛の巣を払いながら、展望のない地味なアップダウンの連続。。。

加東神山から西光寺山へ

下り専用迂回路には小さな手書きの標識が括り付けられていました。。(地図には迂回路要確認とあります。広場へ出る手前です。)広場から林道へ出て、すぐ左手へ登山道が続きます。標識はなく、取り付きを見逃しそう。

加東神山から西光寺山へ

向こうは2ツ目の437mピークです。ロープのある急下りでした。林道から登り返してひと息いれます。この先まだまだ登りが続きます。

加東神山から西光寺山へ

冊子「のぼってみよう北はりま」の地図に分岐注意と書かれた地点です。手書きのプレートは木の幹と同じ色で目立たない。前方にも古いテープがあるけれど、道は左手へ折れます。この前の三尾山から金山の縦走ルートのような標識は全くありません。

加東光山から西光寺山へ

この時期はまだ木々が茂っていないのでテープは目に入りやすい。山城跡や峠もなく、名前のある大岩や沢があるわけではないので、地図アプリを使っていないと現在地点がわかりづらい。618mピークに大峰山の手書き頂上票があり、次のピークが加東神山とわかりました。

加東神山から西光寺山へ

登り返して、加東市の最高峰加東神山(かとうこやま)648m到着。11時35分でした。出発から2時間ほど。このところしっかり歩いているので暑かったけれど順調でした。

加東神山から西光寺山へ

加東神山の次のピーク、洞ヶ山672mの頂上には慰霊塔があります。加東神山より標高が高いのですね。

加東神山から西光寺山へ

洞ヶ山の下りは、青いロープのある急下りです。滑るから気を付けろと言いながら、やっぱり尻もちを付く。。。

加東神山から西光寺山へ

西光寺山へは、緩やかな登りです。今田町への分岐を過ぎたら西光寺山はすぐ目の前。

加東神山から西光寺山

12時13分西光寺山712m到着。西脇市の最高峰です。お疲れ様でした。お昼ですがきょうは誰もいませんね。東屋でお昼ご飯にします。

加東神山から西光寺山へ

きょうは霞んであまり展望が良くない。頂上で30分ほど滞在して、12時45分下山します。

加東神山から西光寺山へ

西光寺山からの急下りは、疲れた脚にはけっこうきつい。。。西光寺山にはウバメガシの群生があることで知られています。ウバメガシは海岸性の植物で内陸部の群生は珍しいそう。ウバメガシは紀伊半島の南部に多く、備長炭の原木です。

加東光山から西光寺山へ

午後1時45分西脇市の中畑林間ファミリー園へ無事下山。デポしていた車でやしろ鴨川の郷へ戻りました。西光寺山ではドウダンツツジが咲いていました。2月に西光寺山から加東神山をピストンしましたが、そのほうが道はわかりやすいですね。

加東市の最高峰と西脇市の最高峰をゲットできる縦走ですが、地味な山歩きです。地図アプリを使ったほうが安心です。

春の花 大山集落

高蔵寺へ戻る途中、大山集落の山裾にはニリンソウなどの春の花が群生していました。地域の方々の保護と手入れのおかげですね。

モミの巨木で有名な追手神社から山裾を辿る見学路がありました。見学者は私達ともう一組だけ。高蔵寺へ歩いて戻らなければ、きっと見逃していました。

農園の番犬、バーニーズマウンテンドッグのハル君。吠えられたので気が付きました。めったに会えない犬種なので、夫が農園の方に断りを入れておじゃましました。一歳にして体重60キロ!!りゅうの2倍です。

高蔵寺から夏栗山へ登る道は、私達が黒頭峰へ登るために取り付いた尾根ではなく、ゲートを入って右手にあります。夏栗山も分岐があるので地図は必要です。

金山へ縦走 高蔵寺から黒頭峰へ

先週9日土曜に三尾山から黒頭峰を繋げたので、気が変わらないうちにきょう16日に金山まで繋げることにしました。金山を下山してから、歩いて戻ることができる高蔵寺から黒頭峰へ登ることにします。

高蔵寺

高蔵寺は枝垂れ桜の名所で、この時期は入山料が要りました。ひとり300円を支払って境内へ入ります。本堂できょうの無事をお願いしました。車道突き当りのゲートを開けて、9時15分スタート。

高蔵寺から黒頭峰へ

きょうの核心は出だしの黒頭峰分岐までの登りでした。スタートすぐから焦ります。ゲート前の尾根へ登る取り付きがなく、登りやすい場所を探す。右手へ回って、切り倒された丸太や木の根を掴んで急斜面をよじ登る。で、道はどこ? GPSを見ながら、歩きやすい場所を登って行きます。

高蔵寺から黒頭峰へ

尾根が分断されているようです。作業路に出て、またすぐ右手前方の尾根の斜面へ取り付きます。作業路へ出る、尾根へ戻るの繰り返しを三度。GPSを確かめて、登山道を外してないので進みます。地籍調査のピンクテープはありましたが、先週の夏栗山、黒頭峰のようなテープはありません。

高蔵寺から黒頭峰へ

やっと、登山道へ出て安心しました。^^ 既視感あり。台高の山でこんな鹿除けネットの脇を重い荷物を担いで稜線に登ったなって、あの頃はGPS持ってなかったなって、なつかしい話をしながら歩く。

高蔵寺から黒頭峰へ

笑っていたのも束の間、道がなくなりました。。。滑ってもネットに引っかかるから大丈夫やろって言いながらも、ザレて滑る急斜面のトラバースに緊張。前方に見えるのは夏栗山です。先週歩いた登山道が見えて、進んでいる方向は間違いない。

高蔵寺から黒頭峰へ

黒頭峰と夏栗山の鞍部近くなって、道がはっきりしました。分岐まで出たら先週歩いた道なので大丈夫です。

高蔵寺から黒頭峰へ

鞍部へ出て左手の黒頭峰へ向かう。植林帯の急斜面が自然林に変わると頂上が近い。三尾山からの縦走路分岐を過ぎると、目の前が黒頭峰頂上です。

黒頭峰 

10時20分黒頭峰620m到着。ここで、すでに達成感あり。(笑)

黒頭峰から金山へ縦走

縦走路へ出ると、要所要所にこのような標識があります。先週9日に比べ気温は10度近く下がり、それに稜線上は強風で体感温度はもっと低い。ジャケットの下にベストを着て、手袋を着ける。黒頭峰からの下りは急で、濡れた落葉で何度も滑る。

奥坪山 

登り返して、10時55分奥坪山554m着。奥平山と地図にメモしていましたが、奥坪山ですか。展望ないです。頂上標識がなければ通過してしまいます。

黒頭峰から金山へ縦走

こんな立派な標識があるのに、真っすぐ稜線上を進もうとして夫に止められる。下るのね。瓶割峠へ下ります。

黒頭峰から金山へ縦走

11時25分。「東瓶割峠です」って標識あり。縦走路には、この先に西瓶割峠があります。

黒頭峰から金山へ縦走

はい「西瓶割峠です」に出ました。11時34分です。東瓶割峠から10分ほどですか。ここから左手へ鐘ヶ坂のトンネル方面へ下る道があります。

黒頭峰から金山へ縦走

明るい道になってきました。風裏に入ったのか暖かくてほっとします。瓶割峠から鐘ヶ坂峠へ向かう途中に譲葉山への分岐がありました。ラミネートされた地図が木に括りつけられていました。この分岐点で縦走路は左へ折れます。

黒頭峰から金山へ縦走

鐘ヶ坂峠へ下る斜面は崖ですね。。。左手側へ回り、木にすがりながら踏み跡を辿って慎重に下る。

黒頭峰から金山へ縦走

12時10分鐘ヶ坂峠到着。ここから金山まで30分かからなかったと思うので、昼食は金山に着いてからにします。斜面右手へ回り込んで尾根に上がります。

黒頭峰から金山へ縦走

金山の手前で黒頭峰が展望できる場所がありました。金山頂上までもうひと登りです。

黒頭峰から金山へ縦走

12時40分きょうのゴール金山540mへ到着。金山頂上手前までは誰にも出会わない静かな山でした。縦走路上は標識もテープもあって歩きやすい道です。きょうは最初の黒頭峰で達成感があったので、金山では「はい、お疲れ様」で終わりました。(笑)風が強く寒いので、昼食は鬼の架け橋の岩陰へ移動します。

黒頭峰から金山へ縦走

岩壁にヒカゲツツジの群生!! そういえば、金山にもヒカゲツツジが咲くんでしたね。恐ろしい場所なので腹ばいになって撮りました。(笑)

金山

昼食を食べている場所で、下にピンクテープがあることに気付く。昼食が終わってからテープを辿ってみます。岩壁の群生地に出ました。左側は崖で、恐々近づく。

金山

頂上で50分ほど過ごし、午後2時10分追入神社へ下山しました。大山集落を歩き高倉集落の奥にある高蔵寺へ戻ります。

黒頭峰から金山へ縦走

追手神社で春の花を観賞したり、ブランコのあるカフェを眺めたり、道端で野菜を買ったり、気になる看板のお店を見たり、農園にいた60キロもある大型犬バーニーズを触ったり、道草しながら午後3時40分高蔵寺の駐車場へ戻りました。(道草しなければ1時間ほどで戻れます。)前方の山は夏栗山です。^^

長いレポに、おつきあいありがとうございました。お花のことは追記します。

三尾山、夏栗山、黒頭峰

三尾山、夏栗山、黒頭峰で検索すると、記録のほとんどは丹波篠山市の佐仲ダムから佐仲峠へ登って周回するコースですね。私達は丹波市春日の三尾山登山口から三尾山へ登り、佐仲峠へ下って、黒頭峰と夏栗山を登って佐仲峠へ戻り、サブルートの近畿自然歩道を下って三尾山登山口へ戻りました。

三尾山登山口

駐車場の桜が満開でした。駐車場の先着は1台だけでした。意外に少ないですね。重い鉄扉を開けて林道へ入ります。9時15分スタート。

三尾山

橋を渡って山岳訓練所の看板がある小屋前を通り谷を登り詰めて、山腹をジグザグの急登りとなります。下山して来た男性から、ヒカゲツツジはまだでしたって報告。。。あらぁ、残念。開花時期は天候条件で毎年違うのでしょうがないですね。

三尾山 東峰

稜線へ出て右手へ進み、東峰の展望所へ寄ります。きょうはコースタイムが長いので、すぐに引き返して頂上へ向かいます。

三尾山

頂上付近はヒカゲツツジの群生地です。蕾が膨らんでいるものもありますが、まだ咲いてはいませんでした。

三尾山

5度目の三尾山です。視界を遮っていた木々が伐採され、展望が抜群に良くなっていました。金山が見えます!男性が熱心に石積みを撮影してメモしていたので、「何かの調査ですか?」って尋ねると、個人の趣味ですって。あぁ、山城マニアですか!挨拶をして私達は鏡峠への縦走路へ下ります。

三尾山

頂上からいっきに下って、緩やかな道をしばらく進むと、佐仲峠分岐の標識があります。ここを下るの?って顔を見合わす。ロープがあっても良さそうなザレた急斜面です。下りきると気持ち良い場所に出る。秋は紅葉が綺麗でしょうね。

三尾山 佐仲峠

佐仲峠には、お地蔵様がいらっしゃいました。昔の峠越えですね。ベンチがあって広場になっています。黒頭峰へ向かう道は、テープがいくつも付いた斜面を尾根に上がります。地図を確認していると、春日から男性二人が登って来ました。帰りはこのサブルートを下ってみようか。

黒頭峰 夏栗山

低山縦走路そのもの。^^ 目立つピンクテープが新しいのは、去年11月のTAMBA100アドベンチャートレイルのものでしょうか。すごいレースでしたよね。60時間制限で、174km走破。累積標高が16000mって。過酷過ぎる。

黒頭峰

黒頭峰への登りは立木を掴んでの急登りです。いったん夏栗山との分岐に出て、右手すぐが頂上620m。三尾山が見えるように伐採されています。標識は黒頭山ですが、国土地理院の地図は黒頭峰です。黒頭峰と夏栗山は地図にはないルートを辿っている記録が多く、分岐が多いので、きょうは久しぶりに地図アプリを使ってます。地図アプリを使うと分岐で地図を見なくなってしまうので良し悪しですね。

夏栗山

12時10分夏栗山着。標高600mです。ここで昼食休憩。ずいぶん前に金山から三尾山を繋げようと調べた時に、展望台がある山を知ったのですが、藪漕ぎで頂上へ出た、藪がひどく夏栗観音まで行けなかったとかの記述があって興味が失せたのです。(笑)大峰や台高はどんな道でも突っ込んだのに、軟弱になりました。。。やっと、きょう夏栗観音さまに会えました。^^ でも、頂上標識はどこにあったんだろ?

黒頭峰 夏栗山

夏栗山からの下りは、正規ルートを辿る。山腹を巻く道で、黒頭峰が望めました。登る時に左右どちらにもテープがあり、右手は下りになっていたので高蔵寺へ下る道かと思い左手の急斜面へ進みました。でも、いったん下ってこの道を歩き、突き当りで左手の道を登って行くと夏栗山へ着いたんですね。

黒頭峰 夏栗山

黒頭峰へ登り返さず、手前の分岐「佐仲峠」の標識で右手へ下ります。地図アプリを使っていなくても、テープがあるので迷うことはないと思います。ただ低山徘徊に慣れていないと、踏み跡を辿るような道はちょっと不安かもしれないですね。

三尾山 

午後1時30分佐仲峠へ戻りました。お茶休憩してから、近畿自然歩道を春日へ下ります。サブルートで紹介されていますが林道歩きですね。。。途中から舗装路になりますが、車は途中までしか入れないようです。50分ほど下って舞鶴自動車道の高架を潜ります。

三尾山

右手の神社脇の道を辿り集落の生活道を30分ほど歩いて、午後3時20分三尾山登山口へ戻りました。きょうは距離11km、6時間行動でした。

三尾山

山中でショウジョウバカマが咲いていました。^^