角田山 新潟花の山

出発前にアマゾンから届いた「新潟低山歩き50選」に角田山が載っていなかった。。。メジャーすぎて載ってないのか? トレッキング地図は弥彦山近くの道の駅国上(くがみ)で現地調達しました。

前日の悪天がうそのような快晴。車は角田浜駐車場へ泊めます。雨じゃなかったらここでテント泊でしたね。

角田山 灯台コース

せっかくなのでピストンはしたくない。でも登るコースと違うコースで下ると車を停めた登山口へ戻るのが大変。(この時期角田山周遊バスが運行されているのでバスで戻る方法もありますが時間とコース選択が限られてしまう。)記録を検索すると角田浜に車を停めて桜尾根を登って灯台へ下るというのが出てきました。桜尾根は地図に破線で載っています。行ってみましょ。りゅうを車に残して、午前8時15分出発。

オオミスミソウ

桜尾根登山口はバリケードされ入れないようになっています。記録にあった通り迂回して桜尾根へ入りました。早速オオミスミソウ!陽射しがまだ届いていないので下向きですね。

トキワイカリソウ
チゴユリ
オオミスミソウ

昨日の風雨で桜の花びらが散り敷かれ登山道はピンク色。桜尾根です。^^

桜尾根

出だしからしっかり急登り。でも花を観ながら登るのでしんどくない。撮影タイムが多くなかなか先へ進めない。コースタイムの倍はかかりそうですね。(笑 若いご夫婦と前後しながら、お互いに花の名前を尋ねながら登ります。

ニリンソウ
イチリンソウ

途中からニリンソウとイチリンソウの花畑。ミスミソウ、イカリソウ、チゴユリ、エンレイソウ、ショウジョウバカマは登山口から頂上近くまで見ました。山芍薬も咲くようですがこれは見かけませんでした。

別ルートと合流して木道になると頂上はもうすぐです。

角田山 頂上

10時15分角田山481m到着。展望はないですね。おだやかな山頂です。

角田山頂上広場

角田山には7つのコースがあり(桜尾根は含まない)どのコースも良さそうです。湯之腰コースを長者ヶ原まで下ると展望広場があるのですが、ベンチがある頂上広場でカップ麺とおにぎりの簡単なお昼ご飯。広場の桜が散り始めていました。エゾヒガンの大木は頂上のシンボルツリーのようです。

11時に下山開始。灯台コースと五ヶ峠の分岐で渋滞。五ヶ峠から登って来る方達を待ちます。五ヶ峠コースは花が多く人気のコースだそう。灯台コースへ入ると静かでした。

角田山 灯台コース

気持ち良い森です。風が爽やか。もちろんイカリソウもチゴユリもイチリンソウも咲いています。登りで沢山見たので、あぁ咲いてるねーって言うだけ。(笑

角田山 灯台コース

左前方沖に白い山々!!金北山です。佐渡島がこんなに近くに見えるんですね。また佐渡島へ行きたいけど、遠いのよね。フェリー代が高いし。(笑

角田山 灯台コース

痩せ尾根をアップダウンしながら海へ急下ります。意外と険しいですね。冊子を読むと平野の端に海底火山活動で造山された山なので急峻な箇所が多いとありました。花の山のイメージで勝手におだやかな山だと思っていました。

角田山 灯台コース

眼下の国道は角田山が日本海に落ち込む険しい断崖や奇岩が続く景勝地を走ります。

角田山 灯台コース

景色素晴らしい!良いコースですねー。急なガレ場や鎖もあって足元注意なのですが景色に見とれます。今日はおだやかな天気ですが、強風の時は厳しそうです。

角田山 灯台コース

最後は階段で一気に海抜0mへ。海が荒れていたらどうすんだろ。(笑 12時30分無事下山。

花も展望も素晴らしい山ですね。関西からは遠いですがまた来たい。次はもちろん雪割草の時期に。麓には温泉、日本海の魚介に新潟の地酒と下山してからの楽しみもたっぷりです。(多宝温泉だいろの湯800円はバスタオルとタオル付で便利でした。)

那智勝浦 磯もん採り

連休後半は帰省。山も良いけど海も良い。大潮で潮干狩りの絶好日でした。

弁天島

潮干狩りといってもアサリではなく地元では「磯もん」と呼ぶ貝採り。岩をひっくり返すと簡単に採れます。潮が引くと歩いて弁天島へ渡れます。勝浦駅前のマグロ丼のお店では行列ができていましたが、磯は静かでした。

磯もん

サザエの子供ではありません。(笑 砂抜きしてから茹でます。待ち針を挿してクルリと回すとサザエのような形の小さな身が取り出せます。

お蛇浦

姪っ子はこんな楽しい場所でタダで一日遊べることに驚いていました。山も海もタダの場所(たまに入山料がいる場合も)にしか行かないので、姪っ子の言葉がとても新鮮でした。(笑 磯もんは夕食の一品に。タダで美味しい。^^

弥彦山 車で9合目まで

弥彦山

角田山を下りてから弥彦山へ移動。午後1時を過ぎているので弥彦山スカイラインで9合目Pまで上がる。りゅうを連れて散歩がてら頂上へ向かう。

弥彦山

ロープェイで上がってきた観光客で賑わっています。お土産物店や展望棟の前まで行ったのですが人が多く犬連れは迷惑。。。ここで引き返しました。弥彦山は展望抜群で日本海側には佐渡ヶ島、内陸部には白い山々が展望できました。弥彦神社奥の宮へ行けなかったのは残念。

弥彦山

弥彦山も花の山。9合目からの遊歩道にはニリンソウやカタクリがふつうに咲いていました。角田山よりも標高が高いのでまだカタクリが残っているのですね。南魚沼市の坂戸山は土曜日に雪が降ったので今回は登りませんでした。道の駅国上(くがみ)で、角田山と弥彦山のトレッキングマップが買えます。(店頭には置いていないので店員さんに出してもらいます。一部300円也。)エリア内の国上山や多宝山のコース、花の写真と名前なども載っていて便利です。

角田山 新潟市

新潟へ行ってきました。平成の最後の山は新潟市の低山。花の角田山(かくだやま)になりました。オオミスミソウやカタクリは終わっていますが、新潟県に咲く花はこの山で全部見ることができるというぐらいの花の山。期待を裏切らない。トキワイカリソウ、チゴユリ、イチリンソウ、ニリンソウなど登山口からわんさか。頂上まで白い花道でした。^^

トキワイカリソウ

日本海沿岸に咲くトキワイカリソウ。飽きるぐらい見ました。(笑)

イチリンソウ

イチリンソウってこんなに大きかったっけ?ニリンソウも沢山咲いていました。

オオミスミソウ

オオミスミソウもまだ少し咲いていました。^^

角田岬灯台

花だけの山ではありませんでした。佐渡ヶ島を展望しながら痩せ尾根を海抜0mまで急下る灯台コース。こんなコース初めてです。山の様子は次で。ちょっと記事遅くなりそうです。

山日和でしたが自宅待機

土曜日曜ともに良い天気でしたね。給湯器が水漏れで工事会社に来てもらうことに。せっかくの山日和なのに、がっかりだったのですが、来てくれた工事会社の社長さんが、なんと松坂桃李似の爽やかなイケメン。iPad手にその場で明瞭見積もり。工事個所をスマホで撮るのも今どきですね。別会社の見積りよりも安く、予算も社長もオールOK。(笑

社の森公園

だんなは忙しいとかで30日1日が出勤になって10連休ではなくなり、それなら給湯器入替工事は連休中にお願いすることに。松坂桃李が来るならええか。(笑

まっ、どっちにしても私は毎日が連休。事業所閉鎖となり新元号発表の日から自宅待機。得意先様から「30年長らくありがとう」と花束をいただきました。思いがけない花束にウルウル。奇しくも平成元年から平成の終わりまで、長らくの間にはほんと色々ありましたが、花束をいただきオールOK。(笑

小塩山 カタクリ詣で

千眼桜

前夜の集合場所のメールで、まずは大原野神社から検索。(笑 小塩山ビギナーなので全てわいはん達におまかせ。最近よく使っている「北摂・京都西山」の地図に小塩山が載っていることすら忘れて地図も持たず「連れてって」登山。。。さて大原野神社P(500円)に車を停め出発。神社の千眼桜満開。^^

小塩山

京都縦貫道路大原野ICへ出て、跨道橋を渡ります。向こうに見えるアンテナの立つ山が小塩山です。大暑山を経て小塩山へ向かいます。道はわかりづらい分岐もあるので下調べと地図必要ですね。

小塩山の池の谷、炭の谷、Nの谷、御陵の谷のカタクリの保全地を巡ります。それぞれの保全地がけっこう広いのもびっくり。自然保護ネットワークの方々がボランティアで管理、案内をしていました。今年はカタクリの花が多いそうです。カタクリ目的のハイカーで大賑わいでした。

小塩山 池の谷
小塩山 炭の谷
小塩谷 Nの谷
小塩山 

淳和天皇陵の裏側に頂上642mがありました。わいはんが7回目で初めて頂上標を見たと言う。とても分かりづらい場所ですね。展望のない狭い場所で去年の台風災害の倒木が積み上がっている。誰もいないのでここで昼食休憩にしました。ちなみに説明書では地形上の頂上は電波塔敷設場所だそうです。

小塩山

下りは天皇陵道?だったでしょうか、けっこう急な下りでした。麓は竹林。この辺りは京のブランド筍の産地ですね。もうひとつの目当ての花は見つけられずでした。むかし実家にあったその花は父の思い出に繋がる。またいつか探しに登ろう。

カタクリの花園 丹波市氷上町

青葉山でカタクリを見かけなかったので、丹波市氷上町清住のカタクリ群生地へ行ってきました。

多可町のラベンダーパークの道、小春ロードを北に走りトンネルを抜けると丹波市氷上町。幟に導かれ清住地区へ。綺麗な駐車場がありました。入園料ひとり300円。ちょうどカタクリ祭りが開催されていいました。

カタクリ

午後から気温が高かったので沢山開花していました。気温17度以上で反り返るそう。陽が射さないと開花しないので朝一番だと下を向いているらしいです。前を歩く10年通っている方が今年は花が多いと言っていました。

カタクリ

白いカタクリは一万株にひとつほど。こちらの株は少しだけ色がありますね。真っ白いカタクリは群生地の3mほど中にあったのですが撮れていなかったです。

カタクリ

第一群生地と第二群生地があります。ロープで囲っていない斜面にも、周回路の足元にも可愛く咲いていました。見飽きない。関西一のカタクリ群生地というのは本当ですね。

氷上町清住 カタクリ

カタクリの群生地はこんな里山の斜面にあります。土手にはニリンソウもたくさん咲いていました。気温が下がったのでまだカタクリの見頃が続きそうですね。

青葉山 花の名山

ガイド本を読み返すと青葉山は山陰地方の植物の宝庫で、400余種の花の山なんだそう。以前登ったのは初夏で花を見なかったと思う。ただ当時は岩峰を好んで登っていたので花が咲いていたとしても興味を持たなかったのかもしれない。

青葉山

青葉山ハーバルビレッジ(旧青少年旅行村)の登山者用Pへ車を一台停め、もう一台で松尾寺へ移動。西国三十三ヵ所二十九番札所の松尾寺境内から午前9時50分スタートです。

青葉山

山容からして急な登りだろうと見当がつきます。木の根の絡む道をロープに助けられたりしながら標高を稼いでいきます。

青葉山

立派な鉄梯子もあります。きょうは探し物登山。見落とさないように足元や斜面をキョロキョロしながら歩きます。葉はあるのに花がないねーって言いながら行くと

青葉山

ありましたー!ミスミソウ。別名雪割草。やっぱり可愛いですねー。

青葉山

イカリソウも見っけ。^^

青葉山

ヤマルリソウ。名前はびすはんに教えてもらう。

青葉山

タチツボスミレはありふれているのでスルーしていたのですが、どれも色むらのない綺麗なスミレなので一枚撮影。撮ってて正解。近年サンインタチツボスミレ(山陰型タチツボスミレ)と呼ばれ区別されているようです。

青葉山

青葉山の楽しみはお花だけではないのです。西峰692mへ登り着くと展望抜群。

青葉山

西峰には松尾寺の奥の院と避難小屋があります。社の裏側の大岩を梯子とロープを辿って登ると眼下には絶景!内浦湾が綺麗に見えました。

青葉山

絶景からの下りは慎重に。ロープを頼りに鉄梯子へ乗り移ります。

青葉山

昼食休憩は東峰ですることにして、吊尾根へ縦走スタート。行場だけに険しい。連続する梯子、ロープ、大岩をロープ伝いに高所トラバースなど気が抜けない岩場が続く。ちょうどこの岩場で反対側から縦走してきた方達10人ぐらいと擦れ違い。足場の悪い場所で待ってくれているので速やかに通過します。写真撮る余裕なし。高所トラバースは三点確保じゃなく四点確保で手が離せなかった。(笑

青葉山

ミスミソウは 吊尾根でも咲いていました!

青葉山

エンレイソウが咲いていますよってすれ違った方に教えてもらう。佐渡島で初めて見たときあまりの大きさに不気味だと思ったエンレイソウ。(笑 ここのエンレイソウは可愛いサイズでした。^^

青葉山

青葉山東峰693mでお昼ごはん。青葉神社があります。木々が繁っていますが突端の岩からは左手眼下には高浜海岸と右手に西峰が展望できました。

青葉山

下り途中の展望台からは高浜海岸が一望できます。すばらしい。黄砂で遠くが霞んで見えない。東屋の方位盤で方角を確認すると霞んでいなければ間違いなく福井方面の白い山々とその先に白山が見えるはずですね。

高野集落と中山寺の分岐は中山寺方面へ。午後1時50分無事青葉山ハーバルビレッジへ下山しました。今回は車二台なので歩いて松尾寺へ戻る必要がなく(歩くと40分はかかる)助かりました。花と岩と展望。それに松尾寺。若狭富士と呼ぶにふさわしい名山でした。

花の週末

週末は花見をしました。めずらしい花々を愛でました。

ミツマタ

土曜日は青葉山から下りて、京都府綾部市老富町へ。ミツマタの大群生が杉林の斜面を覆っていました。ニュース映像とは比べ物にならない迫力でした。

カタクリ

きょう日曜日は丹波市氷上町清住でカタクリを楽しみました。関西一の群生地なんですねー。わりと近くに住んでいながら知らなかった。。。こんなに沢山のカタクリを見たのは佐渡島以来です。

ミスミソウ

青葉山は二度目でしたが、今回まるっきり印象が変わりました。若狭富士は花の山でもあったんですねー。花と岩と展望を楽しみました。山の様子は次で。