丹波市山南町の石龕寺は紅葉の名所です。近辺で登っていない山で、思い出したのが石戸山。去年紅葉の時期に高見城山まで縦走する予定でしたが、行き先を変更したので登っていません。青紅葉も良いだろうと、先週の土曜12日に行ってきました。
山門近くの駐車場へ車を停めました。(紅葉の時期は手前の駐車場へ入れ、駐車料金が必要です。)10時20分スタート。
奥の院へ登る道には、青い標識が100m毎にあります。遊歩道ではなく普通に山道です。
山門から30分ほどで奥の院へ着きます。鐘楼のある場所が唯一の展望場所です。紅葉の時期に一度ここまで来ましたが、その時はけっこう賑わっていました。
鐘楼から15分足らずですが、急登りでした。頭光嶽439mには大きな鉄塔があります。ここで水分補給。
夕方まで曇りのはずが、雨が降り出しました。。。きょうはあまり気温が上がらず、レインウエアを着ても暑くないけれど、夏の低山でレインウエア着用は熱中症注意です。
稜線からいったん下ると、鉱山跡に着きました。金屋鉱山跡です。掘り出されていた「ろう石」は耐火煉瓦やタイル、陶磁器の原料だったそうです。昭和50年代に廃鉱になった露天堀り場に、重機類が残されたままでした。昭和の産業遺跡ですね。めずらしいものを見ることができました。
鉱山跡から、登山道へ戻ります。(テープあり。少しわかりづらい。)落葉が堆積した急な登りは、雨で滑ります。登りきると、分岐点になる岩屋城堀切跡に出ます。分岐を右に進みしばらく登ると石戸山548m山頂です。雑木林の中で展望なし。もう少し北へ進むと展望が期待できる場所があるようですが、雨なので引き返します。
頂上から少し引き返した木々が密な場所で雨を避け、立ったまま行動食とお茶を飲みひと息入れる。堀切跡から石龕寺へ直接下る道があり思案しましたが、雨なので来た道を戻ることにしました。頭光嶽でレインウエアを脱ぎ休憩していると、単独の男性が登ってきました。誰にも出会わないだろうと思っていたのですが、石戸山は兵庫50山のひとつなんですね。帰ってから兵庫50山を数えると、意外にも41山登ってました。でも、コロナ禍が終息したら関西周辺の山250を再開したいので、残りの9山は登る機会がないかもしれません。
午後1時過ぎ駐車場へ戻りました。だんながサッカーのテレビ中継を観たいというので、寄り道せずに帰宅しました。