6月12日は、先週に続いてわいはん達と自然観察会です。福知山線沿いということで、三田市の藍本駅に車を停め電車で来ました。武田尾駅で合流。9時30分出発。
廃線跡へ行く前に寄り道。ルートは、わいはん達におまかせです。お宝探しのような植物観察会ですね。びすはんが指してくれた希少な植物は草や苔に紛れて、どれ? えっ、これ? 知らなければ雑草です。知識が浅い私たちに、こんなプライベートガイド付きの自然観察会なんてもったいない。
真っすぐに咲くのが普通なのに、U字に咲くシロイトソウ。いったんよじれても、健気に上を向くんですね。いっぱい写っているのはシロイトソウの葉っぱではないです。びすはんに教えてもらいました。花と葉っぱのセットで覚えるのが基本なんですね。
右岸の廃線跡へ入り、桜の園へ。水上勉の小説「櫻守」のモデルとなった桜博士笹部新太郎のゆかりの地です。4年前のちょうど今頃大峰山へ登りましたが、周回路は歩いていません。関西周辺の山250のひとつを、ただピークを踏むためにだけ登りました。自然を楽しむ山歩きをしないで、いままで様々なものを見逃してるわ。。。
草刈りされた細い登り道でマムシ2匹に遭遇。。。マムシは一匹いると、もう一匹いるのです。三草山でマムシに咬まれ、救助を要請した話を聞いています。運悪く転んだ場所にマムシがいた、あり得ることだと思いました。こわっ。 桜の園は「桜守の会」のボランティアの方々が整備をしています。大杉谷の登山道整備に参加しているので、大変さがわかります。倒木処理や草刈りなどご苦労様です。
大峰山への分岐にある東屋で昼食。みんな大峰山へは登ったことがあるので、きょうはピークを踏みません。コースには、自然観察会のシニアの集団がいました。こちらはプロガイド付きですね。後ろで聞いていたいわ。^^
ゆっくり見て回った後、廃線跡に戻りました。子供達の集団が休憩中で賑やか。急峻な武庫川渓谷にあった福知山線は複線化が困難なため、対岸にトンネルを抜き新しい福知山線が完成して1986年に廃線となりました。2016年11月にハイキング道として一般開放されましたが、山歩きをする人達はそれ以前から歩いていました。
ハイキング道には6つのトンネルと3つの架橋があります。トンネル内は照明がないので真っ暗。ヘッドランプか懐中電灯が要ります。わいはんは、家を出る時ヘッドランプを入れ忘れ取りに戻ったそう。4年前に歩いた時には、銀河鉄道999のメーテルのコスプレをした人達がトンネル前で撮影会をしていました。
今年は梅雨入りが遅れています。爽やかですね。上流の武田尾へ向かう人達が多いのは、西宮市のコース案内が、生瀬駅または名塩駅をスタートして武田尾ゴールだからでしょう。ゴールにカフェやジビエ料理店があり、近くに武田尾温泉もあります。前方に高速の高架が見えてくると廃線跡ハイクは終わりです。きょうは名塩駅から電車で帰ります。午後2時30分名塩駅ゴール。お疲れ様でした。
先週の丹生山系もそうでしたが、武庫川渓谷廃線跡ハイクも上書きしました。ピークを踏むだけでは見えないものがあると、今更ながら反省しています。