先週の土曜日は桟敷ヶ岳(さじきがたけ)へ。京都北山は馴染みのないエリアで、わいはんびすはん達に案内してもらいました。
車は途中の路肩に停め、登山口のある志明院(しみょういん)まで舗装路を歩く。登り口には桟敷ヶ岳の説明板がありました。9時出発。
しばらく谷筋を登って行くと、沢は二股になる。間違って直進してしまいました。正しくは右手へ直角に曲がります。谷は去年の台風災害でこんなことに。。。
鴨川の水源地を遡り薬師峠へ着く。お地蔵様が6体ありました。雲ヶ畑と大森を結ぶ峠だそう。すぐ上には江戸時代の修行僧の古い墓所がありました。
おだやかなシニアにやさしい登山道。(笑 長い登りで展望がなく景色にあまり変化がないのでちょっと飽きますね。標識やテープがないですね。広い斜面などは道を外してしまいそうです。
やっと展望ができる場所へ出ました。都ながめの岩の上に立つと名前の通り京都の市街が見えました。桟敷ヶ岳の名前は皇位継承に敗れた惟喬(これたか)親王が山頂近くに桟敷を作り都を眺めたことが由来とか。
送電鉄塔の広場に出ました。ここは展望が良いですねー。すぐ前方に桟敷ヶ岳が見えています。
鉄塔広場からいったん下って登り返すと、桟敷ヶ岳山頂896mへ到着。11時でした。小さな虫がブンブンしています。気温が上がるといっせいに出てきますね。お昼ご飯は後にしてお花鑑賞へ向かいます。
ここは案内してもらわないと行けない場所ですね。道を外れて急斜面を下る。こんな場所山芍薬が群生しているのですねー。
山芍薬は鹿が食べない植物だそうで、それで群生できるのですか。クリンソウと同じなんですね。シャクナゲも鹿が食べない植物だそうで、シャクナゲ尾根ができる理由なのですね。
頂上へ登り返してお昼ごはん。桟敷ヶ岳は令和になって最初に登った山になりました。
林道が荒れているという情報で、登ってきた道を引き返します。あれ?登って来た道と違うかも。登って来るときは見なかった反射板がありました。岩茸山811mを通過。ここも登って来る時は通過していない。登る時は巻道だったのですね。
午後2時無事下山。志明院へ寄りましょう。拝観料400円。役行者が開山、その後淳和天皇の命で弘法大師が829年に創建。昔は代々皇室の勅願所だったそう。一般には岩屋不動として知られているのですね。歌舞伎「鳴神」の舞台です。司馬遼太郎が好んだ山寺で、エッセイには物の怪が出たことが書かれているそう。宮崎駿氏が「もののけ姫」の構想を得た場所でもあるらしい。なんとも知る人ぞ知るパワースポット!!山門から奥は撮影できません。岩窟で耳を澄まし岩から染み出た鴨川始まりの一滴が落ちた音を聴く。令和最初の参拝で強力なパワーをいただく。幸先良い。(笑